貯金ができない…シングルマザー

貯金

貯蓄の基本は家計管理。
収入と支出のバランスを考えて家計管理をしないと貯金なんてできない。
分かってはいるけどできていない…と悩んでいる方が多いのではないでしょうか。

シングルマザー(ファザー)は収入源は自分のみ…
夫婦共働きで働いている家計と比べても収入源が少ないのは当たり前。

そんな中でも「貯金」に関してはシングルマザーの大きな課題になって当然です。

日々の生活や育児に追われてしまうと、将来のための貯蓄をしたくてもなかなかできない…そんな悩みを感じている人は多いのではないでしょうか?

Aさん
Aさん

そうなの…。
貯蓄しなきゃって思いつつも…つい使ってしまう…。

たーたん
たーたん

分かります。
実はたーたんもどんぶり勘定の家計で貯金の苦手なタイプでした💦

Aさん
Aさん

貯金できない自分を責めてしまって…
不安も募っちゃいうし…

たーたん
たーたん

シングル家庭の方は自分ひとりで仕事も育児も
父親業・母親業もしているってことでただでさえ大変!

まずは自分に優しくが大事ですよ!

シングルマザーの収入源は他の家庭に比べて小さいことは当然です。
その上にひとりで育児に仕事…一人何役も家庭でこなさなくてはいけません。

シングルファザーにも、これは両方言える事でしょう。

ただ、自分を責めたところで社会を責めたところで現実は変わるわけでは無いので感情をひとまず脇に置くことが大事です。

そのうえで、しっかり計算したライフプランを作成の検討していくことが大事になります。

この記事では、シングルマザー・ファザーの貯金に関する現状・課題を解説していきます。

シングルマザーの平均貯金額

シングルマザーの平均貯金額についての実態を見て行きましょう。

厚生労働省の「国民生活基礎調査」によると、母子世帯の平均貯蓄額は約398万8千円となっています。

実態

しかし、この数字は実態を正確に反映していない可能性があります。

  • 貯蓄額が50万円未満のシングルマザーが39.7%と最も多い割合を占めている。
  • 貯蓄がないと回答した世帯が約32%と突出して多くなっている。
  • 貯蓄額200万円以下の世帯が60%近くを占めている。
年代別の傾向

シングルマザーの年代別の貯蓄額の中央値を含む区分は以下のようになっています。

  • 29歳以下:50万円未満
  • 30~39歳:100~200万円
  • 40~49歳:100~200万円
  • 50~59歳:300~400万円
背景

シングルマザーの平均年間収入は約375万円(公的支援等を含む)で、これは児童のいる世帯全体の5割以下にすぎません。
また、非正規雇用者の割合が高く(42.3%)、その平均就労収入は173万円と低いため、貯蓄が困難な状況にあります。

このように、一部の高額貯蓄世帯が平均値を押し上げているものの、多くのシングルマザー世帯では十分な貯蓄ができていない実態が浮かび上がっています。

シングルマザーの就労状況には、育児の負担が大きく影響しています。

特に子どもが小さい場合、体調不良や学校行事などで仕事を休まざるを得ないことが多く、結果として非正規雇用を選ばざるを得ない傾向があります。

個人差が大きい所はありますが、経済的安定には計画的な貯蓄をすることで精神的な安定につながることは言うまでもありません。

次にシングルマザーが貯蓄できない理由を考えてみましょう。

シングルマザーが貯金できない理由

たーたんも、現在シングルマザーです。

貯金に関しては本当に苦しいなぁ…なかなか貯まらないなぁ…という経験をしてきました。
シングルマザーの貯金ができない主な理由として

  • 収入が少ない
  • 時間の余裕がない
  • 養育費が支払われない
  • ストレスで浪費してしまう
収入が少ない

上記のような内容から一人で家計を支えながら子育てをするため、経済的な余裕がない方が多くいます。
シングルマザーはキャリアアップの機会は子育ての状況にもより限定的で、
非正規雇用の契約社員の方ですと収入増加もなかなか見込めないでしょう。
経済的に厳しい状況下では貯金の優先順位がどうしても低くなりがちになります。

時間の余裕がない

時間の余裕がないのもシングルマザーの貯金を困難にする大きな要因の一つです。
会社員でも副業OKの会社もありますが、仮にシングルマザーが副業や自己投資をの時間を確保するのはかなり難しい状況になってきます。

子どもの送迎・学校行事などで予定が立てにくく、自分の時間の確保ができないのが実情です。

時間に余裕がないと貯金のための情報収集や計画を確保できないうえ、疲労・ストレスで余裕がなくなり貯金への意識があっても後回しになりやすい傾向になります。

時間的な制約がシングルマザーの貯金を増やす大きな壁となっているということが言えるかもしれませんね。

養育費が支払われない

養育費の不払いについてもシングルマザーの生活に深刻な影響が出ます。
シングルマザーの約60%が貧困状態にあるとされており、養育費の未払いに関しては子どもの貧困につながる深刻な問題です。
現状では法的強制力が弱く養育費の支払いを強制的にするのが難しい現状です。

そのような時には安心して相談できる相談先を作っておくのも大事になります。

ストレスで浪費してしまう

たーたんの場合はこれが一番多いような気がします。
仕事が忙しいという理由で、夕飯が外食傾向になってしまい無駄遣い。
夕飯を作るという時間をお金で買っていると自分に言い訳をしてましたが、自炊をしないことは割高消費が増えてしまいます。

また、シングルマザーという罪悪感から必要以上に子どもにおもちゃや娯楽に出費をしてしまう…というケースもあります。

余裕のある暮らしを目指して貯金をしたいと考えているのとは矛盾した行動を取りがちになってしまいます。
計画的な金銭管理をするには、家計管理をしていくことが大事になってくる…ということです。

シングルマザーに貯金が必要な理由

シングルマザーにとって貯金が必要な理由…必要性に関しては皆さん個々にあると思いますが、主に3つ挙げたいと思います。

教育費

シングルマザー家庭の子どもは、婚姻世帯の子どもと比較して学力差が顕著です。

2012年の国際学力調査の結果によると、日本はひとり親世帯と婚姻世帯の子どものの学力の差はデータ上でも差が出ています。

数学、科学、読解のすべての分野で大きな差が見られました。
家庭の経済状況と子どもの学力の関係には強い相関関係があることが複数の研究で示されています。

早期教育や勉強だけが全てではないと思いますが、子ども自身が将来やりたいことや進学先を選びたいときに経済的な理由で諦めざる負えないというものはなんとも悲しい事です。

…とはいえ、シングルマザーでなくても教育費というものは大きな支出の一つです。
必要不可欠な支出だからこそ計画的な準備が必要になってきます。

  • 学校教育費用(部活動費用・お小遣い 他)
  • 塾や習い事費用
  • 高等教育費用
  • 入学金や受験料

教育費は子どもの成長に伴って増加していきます。
高等教育にかかる費用は大きな負担となります。
教育費の準備は子どもの将来の選択肢を広げるためにも欠かせません。

ですが、奨学金や教育ローンは返済の負担を考えるとあまりお勧めできるものとは言えません。
できるだけ貯金で対応するのが望ましいと言えます。

転校や特別支援などの予期せぬ教育の出費に備えるため、余裕を持った貯金計画と家計管理に努めていくことが重要です。

教育費がどのぐらいかかるか…ということは収入保障保険の考え方のところで記事がありますので参考にしてもらえると幸いです!
https://machiko1120-fp.com/wp-admin/post.php?post=106&action=edit

老後の資金

まだ、自分は老後なんて考えなくても大丈夫な年齢だから!と言って老後の資金計画を考えないことも大きなリスクとなります。

年金だけでは十分な備えとは言えず、年金受給額の改悪もニュースになることもしばしば。
平均寿命の延びにより老後必要な資金も増加しています。

インフレによる生活費の増加による備えも必要になってくることは言うまでもありません。

子どもの独立後、自分と一緒に暮らしてくれるとは限りません。
自立した生活を送るには計画的な貯蓄を長期(20年・30年・40年…)と考えていくこと、資金準備は簡単ではないのですが、新NISAやiDeCoとなどの制度を上手に利用して安心して暮らす未来を考えていきましょう。

急な出費への備え

しっかりと家計管理をしていないと急な出費に太刀打ちできないことがあります。


子どもの突発的な出費は学費以外にも生じる可能性はあるものです。

保険は必要最低限で加入する。
それ以外にかかってくる固定費の削減、変動費と言われる食費を下げる…こういった努力は皆さんしていると思うのですが、生活防衛費というものを意識的に貯蓄していく必要があります。

  • 突発的な出費
  • 失業や収入減少
  • 災害時の費用
  • 車や家電の故障
  • 子どもの必需品

子どもの学校入学にかかるランドセルや制服・入学金、そのほかにかかるものとして具体的な金額を出していくと、急に10万円単位での支出は難しいものです。
冠婚葬祭や親族への急な出費など…家計管理をしていないと急な出費が増えて家計が赤字続きとなってしまいます。

貯金ができないと不安になる…だからこそ

まとめ

子育てと仕事の両立、家庭では父親業に母親業の両方をこなし、自分の体調が悪くても誰かに看病をしてもらうこと…そんなこともできないようなシングルマザー方もいるでしょう。

そこに経済的な不安が重なってくる…

これがシングルマザー(ファザー)の大きな不安要素となってくると思います。

経済的な備えがあれば精神的な安心感も少しは増えていくはずです。

そこで大事になってくるのが家計管理です。

固定費や保険の見直し…小さなことですが、固定費の削減が一番大きな改善的に実は繋がっていきます。

意外とできない家計管理。
たーたんの大・大・大の苦手でした。
小学生の時に「お小遣い帳」を挫折した組です。
いつも赤字になってしまっていました。

ですが、とにかく自分のお金の使い方や何に支払っていて、クレジットカードをどのぐらい使っているのか…そういったことをとことん見直ししていくことが必要です。

物価高で育ちざかりの子どもがいる家庭には食費が多くのしかかってきてしまうことはありますが、そこを上手にやりくりしていきましょう!

「少しづつ」でいいんです。

100点じゃなくていいんです

80点、いえ、一点でもほんの少しでもできたらOK!マルです♡

次回の記事では、シングルマザーの家計管理や貯金方法について考えてみたいと思います。

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