4つの賢い貯金術
貯金って難しいから…
具体的な方法を知りたいなぁ…
前回の記事ではなかなか貯金ができない実態と貯金の必要性に関して解説してきました。
では、実際にどうのように貯金をしたら良いのかを考えていきたいと思います。
貯金をすることは大事だとわかっていても闇雲に倹約して節約だけしていても何のために働いているのか…楽しみも無いとやる気も起きません。
シングルマザーが賢く貯金できる貯金術の押さえるポイントを解説したいと思います。
目標額と期限を設定する
目標金額を設定するのは、貯金を始める上で欠かせません。
具体的な金額をどのぐらいの期間で貯めて行くのか、という具体的な目標額(必要額)と「いつまでに」という具体的な期限を定めていく必要があります。
例えば、中学入学までにあと、15か月という期間があり、小学校の卒業式や中学入学の為の資金が制服代なども込みで30万掛かると想定したとき、毎月2万円は貯金に回さなくていけなくなる…といった風に具体的に考えていきます。
この時に考えて欲しいのは「賞与」や「残業代」で賄おうとしない事です。
残業代や賞与は基本的に「無いもの」としましょう。
厳しい話ですが、賞与は特に会社の業績によって受け取れる時と業績悪化によって受け取れないときがあるので、それを当てにして外れてしまうと必要な学費などが溜まらない…ということが出てきます。
ですので、貯金は基本的に月給の支払額を元に考えていきましょう。
また、短期(1年以上5年未満)・中期(5年以上10年未満)・長期(10年以上20年未満)というように3つの期間に分けて考えていきます。
短期の貯金であれば2万円、中期なら1万円、長期なら5千円と具体的な数字も出しながら家計管理していく必要性が出てきます。
目標金額を設定するときには将来の出費と家計にどの程度出せるのか、余裕を持たせるためにはどの程度節約すべきか…などイメージしておくと分かりやすいです。
例としては
- 教育費
- 老後資金
- 急な出費への備え
短期間で達成する必要はないため、可能範囲で現実的な金額を設定するのが大切です。
目標金額を視覚化すると、モチベーションも保ちやすくなります。
モチベーションが高まりやすいツールとして「家計簿アプリ」をおすすめします。
様々なものがありますのでご自身で比較検討して使ってみるのも良い選択の一つです。
定期的な見直しをして必要に応じて調整するのも大切です。
完璧を求めずできる部分から行動してみましょう。
そして忘れずに、自分にもご褒美として楽しみを設定しましょう。
FPおすすめ家計簿アプリで予算管理
2025年の人気家計簿アプリのおすすめをご紹介します。
たーたんが実際使用しているのは『マネーフォワード ME』の有料版です。
一括管理できますが、PAYPAY愛用者なのでそのあたりの連携をしてくれるともっと家計管理が楽になるのになぁ…と課題もありますが、連携される事で可視化しやすいことで管理しやすい所が良いですね。
🌸マネーフォワード ME
「家計簿マネーフォワード ME – 人気の家計簿(かけいぼ)」をApp Store
- 1200万人以上の利用者を誇る定番アプリ
- 銀行口座から証券口座まで無料で一括管理可能
- 優秀な自動連携機能で収支を簡単に記録
- レシートの読み取り精度が高く、正確な記録が可能
- 複数のデバイスや家族間でのデータ共有が可能
- 多数のクレジットカードとの連携ができる
🌸Zaim
- クレジットカードの連携が無料で無制限
- 使いやすいインターフェースと見やすい画面デザイン
- キャッシュレス派に特におすすめ
このような家計簿アプリなどを使って自分に合ったものを使っていくこともおすすめです。
ただ、無料のFP相談に関しては保険の加入を勧められたりすることもあるので注意してくださいね!
予算管理をする
予算管理は貯金を増やすための重要な一歩です。
収支を把握し、適切な予算を立てれば、無駄な出費を抑えられますよね。
固定費と変動費の区別をし、それぞれの支出を把握してみましょう。
意外とお金を勝手に引き落としされているサブスク費ってありませんか?
アマゾンプライムやネットフリックス等、一昔前には無かったサブスク費が固定化していて知らない間に膨大に大きくなっている可能性がありますよね。
一度、全部洗い出しすることで削減できる項目が見えてきます。
余計な保険にどのぐらい支払いをしていて、本来必要な保障が足りないなどがあるかもしれません。
節約で支出を減らす
節約で支出を減らすというのはシングルマザーじゃなくても皆さん実行されているのではないかと思います。
たーたんの家庭では育ちざかりの子どもたちなので食費を抑えることは至難の業なので正直、あまりしていません💦
できない見直しを頑張ってしてもストレスになってしまいます。
そんな時は固定費をまずは見直ししてみましょう。
固定費の見直しが一番手っ取り早く、そして家計の負担になっていた部分を貯金ができるようになります
- 通信費の見直し(大手携帯会社のキャリアから格安SIMへの変更)
- 光熱費の見直し(電力会社の変更 他)
- 食費の見直し
- サブスク費などの見直し
- 不必要な保険の解約(車両保険・医療保険・外貨建て・変額保険等の見直し)
特に不要な保険を多めに支払っていることによる家計負担は大きくなってしまいます。
また、通信費(スマホ代・家のWi-fi代など)も見直してみる事も重要です。
毎月の支出を大幅に減らせるものもありますが、極端な節約は生活の質を下げてしまうので、優先順位をつけて考えてみましょう。
毎月の支出の見直しの時に「満足のいく支出」はどの支出だったのか…を見て見ましょう。
その支出はただ単なる浪費ではなく『良費』となっているはずですよ🌸
転職や副業で収入を増やす
転職や副業で収入を増やすことは、シングルマザーの貯金を増やす効果的な方法です。
現在の職場での月給が社会市場価値として適切かどうかは、キャリアエージェントなど使ってみない事には分かりません。
転職エージェントなど使ってみたら、今の職場の待遇よりも良くなった!という方もいます。
ですので、転職活動をする…実際に転職するかは別として、活動する中で市場価値を量り、自分に必要なスキルは何かを知ることでキャリアアップ!給与アップ!ということにも繋がります。
収入が増えれば生活にゆとりも生まれ、貯金額も増えていきます。
収入を増やすには、以下のような方法があります。
- 転職でキャリアアップ
- 副業を始める
- 自分のペースでできる小規模ビジネスを始める
- 子育て両立しやすい在宅ワークを探す
転職や副業を始める時は、自分のスキルや時間的な余裕を考慮することが大切です。
無理のない範囲で始める事、選ぶこと、また、現在の勤務先が就業規則で副業禁止をしていないか、などの確認も少ししておくのも良いかと思います。
毎月10万・20万という収入を副業で得るには難しい事かもしれませんが、転職・副業を通じて自分に合った方法を見つけて少しづつでも選択肢を増やしていきましょう。
貯金額を増やすことだけでなく経済的な自立にも繋がっていきますよ🌸
次回は…
シングルマザーのために公的支援制度について解説していきたいと思います!