「毎月しっかり貯金したい!」と思っていても、なかなかお金が貯まらない…そんな悩みを抱えていませんか?
今回は、貯蓄の習慣を身につけるために知っておきたい「先取り貯金」についてです。
5分で読める簡単な解説をお届けします。
みなさん、こんな法則をご存じですか??
「パーキンソンの法則」です。
貯金を邪魔するパーキンソンの法則とは?
パーキンソンの法則とは?
仕事で例えると…
「仕事の量は与えられた時間をすべて埋めるまで膨張する」という法則のことを言います。
簡単に言うと
「締め切りまで時間があると人はだらだらと仕事をしてしまう、必要以上に時間をかけてしまう…」ということです。
「夏休みは7月20日から8月31日まであるから大丈夫!8月になったらやり始めればいいよね!」と言って先延ばしにする。
そして、8月になったらするかと思えば…
「お盆休みにまとまってやればいいよ~」とまた先に延ばし。
そして最終的には8月の末になってぎりぎりになってしまう…
人というのは「時間がある限り」「お金がある限り」と膨張しやすい、なんでもかんでも増やしやすい…という傾向がある、と言えるのです。
これを家計に例えた場合…
パーキンソンの法則に当てはめて言うのであれば
「支出は、収入が増えるとそれに応じて増える」ということになるのですね。
例えば、昇給したのに貯金額が変わらず、むしろ支出が増えてしまうことはありませんか?
収入が増えると生活レベルを上げたくなるため、ついつい使ってしまうのです。
整理整頓の上手な人や自分の仕事量をどんどん減らして引き算のできる人というのは脳のリソースが少なく済み、また、お金の管理・仕事の管理がうまく経済的な自由を得ている人が多い印象です。
シングル家庭は経済的な面でも一人で何とかしなくてはなりません。
経済的自由、少しでもお金の不安を無くすためにも、この法則を意識し「収入が増えても生活レベルを必要以上に上げない」ことが貯蓄成功のカギとなります。
ただ「生活レベルを意識的にあげない」とか「そもそも貯蓄が難しい」という事があると思います。
そういう方にお勧めなのが先取り貯金です。
次に先取り貯金のやり方について簡単にまとめてみましたので解説していきます。
先取り貯金のやり方
とにかく方法は簡単です。
お給料が入ったら、使う前に一定額を貯金する方法です。
「え!!?」と思われると思うのですが、先に一定額を貯蓄に回してみましょう。
ただ、金額については闇雲に「毎月5万円」という形で決めてはいけません。
ではどうしたらいいのか…
具体的なやり方…
◎毎月の給与から毎月の支出額を出す。
1 毎月の貯金額を決める(収入の20%と言いたいですが無理な場合はとにかく10%でも◎)
2 給料日に自動で別口座に移す(定期預金・積立NISAなど活用)
3 残ったお金で生活する習慣をつける
上記の方法をとにかく繰り返すわけです。
はじめのうちは給与の20%!!と思われる方も多いと思います。
手取り30万であれば6万円は定期預金と投資に回ってしまうので大変だと思います。
ですのでまずは10%でも良いので先取り貯金をしてみましょう。
次にメリットも載せておきました。
先取り貯金のメリット
• 使いすぎを防げる
• 貯金が「残ったらする」ではなく「確実にできる」
• 自動化すれば、無理なく続けられる
まとめ
・パーキンソンの法則:収入が増えても生活レベルを上げすぎない
・先取り貯金:最初に貯金を確保し、残ったお金で生活する
この2つを意識するだけで、無理なく貯蓄ができるようになります。
今日からぜひ試してみてください!
お子さんが小さくてまだ収入よりも支出が小さくて余裕のある方も
お子さんが大きくなるに連れて教育費が家計を圧迫してしまう…ということはよく聞く話です。
家計が苦しくなったからという理由で教育を諦めてしまったり、住宅を諦めてしまったりしては元も子もありません。
貯蓄を上手に行うポイントは余ってからではなく、先に貯蓄に回して生活をしていくと貯金のできなかった人も上手に貯蓄ができるようになるでしょう。