自分に必要な医療保険とは…??

保険

勧められるがままに加入している医療保険や死亡保険

勧められるがまま。不安だから保険に加入…って本当はどうなの??

みなさん、自分の死亡保険や医療保険を加入するときってどんなこと考えますか?
特にシングルの方なら、残されたお子さんのことを考えて加入することが多いのでは??

Aさん
Aさん

保険ってやっぱり自分が病気した時や自分もしもに備えたくて加入している。
やっぱり残された子どもが心配ですよね…なんて保険屋さんに言われて不安になって加入しているかな。
保険屋さんに言われるがままに加入しているけれど、それではダメなの??

たーたん
たーたん

そうですよね。
お子さんが小さければ小さいほど、残された子どものことを考えることがありますのでお金の心配から保険屋さんの言う通りに加入していることが多いのではないでしょうか?

言われるままに加入したけれど…詳しい保障内容って意外とわかっていなかったり保険料が高くて家計の負担になっていたり…。

ところで、社会保障制度の説明と一緒に民間保険などを話してくれる保険屋さんっていました??

Aさん
Aさん

社会保障制度?
うーん…どちらかと言うとそんな話ではなくて、病気になったらお金がかかるとか、シングルだから、もし自分に何かあったらこどもはどうなるのか…とかそんな話を保険屋さんからされてしまって…不安で加入した感じかな。

実は保険料も毎月2万~3万支払っていて…支払いも大変だし…
実は気になっていたところ。

社会保障制度って、国民健康保険や会社の社会保険の事??

たーたん
たーたん

そうそう!

社会保障制度っていうのは、いわゆる公的医療保険制度の事で、みんなが加入している健康保険のことですよ🌸

実は、この公的医療保険制度とセットで考えて必要な分だけ医療保険を備える
と言う考えがとても大事なんですね!

シングルのパパもママも保険の○○に相談に行ったり、自宅に保険の販売員が来たりすると家庭の状況などの話から
「お子さんが小さくて大変ですね…ママ(パパ)が働けなくなったら…と思うと不安ですよね…」
とか
「お子さんの教育資金を何とかしないと大学に行かせることができませんよね…」
とかとかとか…
なんとなく将来が心配になるような話を聞くことってあるんじゃないでしょうか。

ですが…意外と話をしてくれないのが、公的保険を踏まえた上での民間保険のお話なんです。
公的保険をベースに民間の医療・死亡保険、所謂、生命保険を考えることがとても大事なんです。
では、どのように考えればよいのか…次の章で話をしていきます。

不安から備えるのではなく、保険の最適解を

大事なことは不安から備えてはいけない…と言うことです。
人間、いつかは病気になるかもしれないし、事故にも遭うかもしれません。
常々…「かもしれない」という不確定要素が付きまとうのが人生です。
平たく言うと、シングルでもそうでなくても不確定要素と言うのは付きまとう!と言うことです。

ただ…シングルだと残された子どもと言うのはそれだけ負担が大きくなる可能性は高い…と言うことはどうしても言えると思います。

ですが!だからと言って保険で備えるのはナンセンスなんですね。

では実際にどのように考えて行けば良いか、今回は「医療保険」ついて考えてみましょう!

医療保険と病気になった時…自分が支払う金額を考える

例えば…ご自身が大病に掛かったとして総額100万円の医療費が掛かったとします。
年代によって社会保険料の割合は違いますが、子育て世代のシングルの方であれば、3割負担の方が一般的だと思います。
(70歳未満の方は3割・6歳・義務教育就学前の方は2割※各自治体により違うので確認は必要)

では、100万円の医療費を全額負担しなければいけないのか…と言うとそうではありません。
100万円の3割が自己負担になります。

でも…病気して自己負担3割で100万より下がったとは言え、30万って厳しくないですか?
そう、そこで登場するのが「高額療養費制度」です。

高額療養費とは、家計に対する自己負担が過重なものとならないよう、医療機関の窓口において医療費の自己負担を支払っていただいた後、月ごとの自己負担額を超える部分について事後的に保険者から支払われる制度です。
高額療養費を使った場合の自己負担額を計算してみましょう。

例えば、35歳・女性・年収370万(標準報酬月額が28万円ぐらい・社保)の方が100万円の医療費が掛かった場合の計算です。

80,100円+(医療費-267,000)×1%   

↑こちらの計算式の医療費の部分に100万を医療費の総額を入れます。

80,100+(1,000,000-267,000)×1%=87,430

87,430円が自己負担額になります。

どうですか?
意外と100万の医療費が掛かったとしても10万以内に自己負担額は抑えられることが数字で見えてくるのではないでしょうか。

ただ、ここには入院に掛かるその他、差額ベッド代・食事代・タクシー代金など雑費と言われるようなものは入っていませんので注意は必要です。ですが、だからと言って保険加入するか…と言うとまた話は違ってきます。

「ベッド代ってお金かかるよね…入院したら一日1万ぐらいはベッド代が掛かるんじゃ…」などと考えて医療保険の日額保障1万円のものに加入して毎月高い保険料を支払うのはナンセンスです。

心配…と言う名の元、高齢者が日額保障10000円で、保険料月々15000円ぐらいのものに加入しているなんてことはざらです。
なんで支払われる金額が10000円で、保険料が毎月15000円なのよ‥‥なんのこっちゃっ💦と、たーたんから言わせると思います。

例えば、差額ベッド代が心配だとしてもそんなに過剰に保険に加入する必要性はあるのでしょうか。

生命保険文化センターの差額ベッド代の平均が出ています。

入院時の1日あたりの自己負担費用

10000円~15000円ほど掛かった人は確かに23.3%で全体割合の中では多いですが、10000円以下の方を合わせてみると34.1%です。

しかも、今の医療事情的には短い入院が増えてきていると聞きます。

仮に先ほどの事例を出した35歳・女性 年収370万の方を考えて自己負担医療費が10万以下+ベッド代が7日間入院で10万円の支払いで20万掛かったとします。

自分で支払う20万を貯金で何とかできないのか…保険料を毎月支払っていて子どもが小さくて入院を成人するまで何回入院したら保険料の元が取れるのか…など考えていく必要があります。

シングルマザー(ファザー)の場合

また、シングルマザーの方であれば、児童扶養手当の全額支給分が受給対象になるように働き控えをしている人もいるのではないでしょうか。
(ファザーの方ですと年収が一般的に女性よりも高い場合があるので一概に言えない事もあるのでご了承くださいね。)

その場合、標準報酬月額でが下がりますので、自己負担額はもっと下がるわけです。

35歳・女性 年収約370万円以下 (標準報酬月額・社保:26万円以下)

計算はなし 57,600円

住民税非課税者の方  35,400円

このように
収入要件によっては高額療養費を適用すると自己負担額がぐっと下がってきます。

マル親医療証を持っている方もいると思うので、そこの自己負担額の件については社労士の先生にも情報を得て情報提供していきたいと思います🤗🤗🤗

※マル親医療証に関しては東京都福祉局に詳しく記載がありますのでご参考にしてください。
ひとり親家庭等医療費助成制度(マル親)|医療助成|東京都福祉局

長年、保険をかけていても使っていない現実…

たーたんは上の子が4年生の時に離婚しました。
現在、上の子は15歳。

たーたんは正直、身体はあまり丈夫ではないです。

片頭痛持ちの逆流性食道炎持ちで、ストレスがかかると一気に発熱。扁桃腺持ちです。
こんなたーたんですが、今まで出産以外大きな病気をせずに入院もせずこの10年過ごしています。
まともに入院したのは出産のときだけw

なにかあったらどうしよう…と思うものの
心配はありますが民間の医療保険は加入してません。
共済も加入していません。

それは、なぜか…。

それは、自分が入院した時に掛かる医療費や差額ベット代他、含めて考えた時に多く見積もってもある程度の生活防衛資金があるからです。
(生活防衛資金に関しても今後、話をしていこうと思っています🌸)

今までN〇命にすんごい金額の医療保険と貯蓄型の死亡保障・介護保障などつけて保険貧乏になってました。

例えば、掛け捨ての医療保険に毎月10000円支払っていて12か月支払うと120,000円です。
しかも掛け捨てなので120,000円は保険会社のポッケないないです。
払ったとしてもバックは無い。

どうでしょう…使う可能性の少ない保険に毎月支払うのであれば、貯蓄したり、健康的過ごせるように笑顔でいた方が良いのかなぁ…と思うわけです。

「貯蓄は三角・保険は四角」と言って募集人さんは「貯蓄が無いと突然の時に資産を減らしますよ」と言うこともあります。
確かに、保険と言うのは加入時から大きな保障があるものもあり、必要な保険はあります。


公的医療保障や社会保障制度を理解しその内容を提示して最適なもの、必要だと数字上で確認してから加入するということが本来だと思っています。

たーたんは保険代理店に勤めているので、良くも悪くも知っている部分があり「知識がなく困っている人」に保障に見合わない保険の販売をするのは嫌だな‥‥と思っています。

会社に怒られますが…「お客様の保険加入状況」を聞いて保障額を下げてることもこっそりやってますw

だって、いらないんだもんw

個別ケースになりますが、
預貯金次第、家計管理、家庭環境によりけりですが、余計に保険に加入して支払い過ぎていないか…と客観的な視点を持って見直ししていくことも大事ですよ🤗

どうしても、まだ十分に貯蓄が無かったりする方は心配だと思うので、ある程度の貯蓄ができるまで「都道府県民共済」の保険に加入するのもありかと思います。
総合保障2型で十分かな…と思います。
共済は掛け金が安いうえに、割戻金と言うものがありますので、たくさん掛ける必要はないですが一時はかけておいても良いかな…という商品です。

割戻金ってなに?

みんなでお金を集めて困った人を助け合う仕組みが共済。
でも、その年に「困った人があまりいなかった!」とか、「使わなかったお金がたくさん残った!」っていうときがありますよね。
そんなとき、「みんなで集めたけど、使わなかった分をちょっと返すよ!」 ってしてくれるのが割戻金となります。



ぜひ、ご参考までに🌸

次回は、社会保障制度・公的な保障を元に収入保障保険・死亡(生命)保険の考え方をお伝えしたいと思います!

引用:都道府県民共済
都道府県民共済のホームページ一覧 – 全国生活協同組合連合会(共済)

引用:厚生労働省HP
Microsoft PowerPoint – (H27.1~)高額療養費制度を利用される皆さまへ

引用:生命保険文化センター
1日あたりの入院費用(自己負担額)はどれくらい?|リスクに備えるための生活設計|ひと目でわかる生活設計情報|公益財団法人 生命保険文化センター

タイトルとURLをコピーしました