FPたーたんです🌸本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
こちらのブログではお金回りの知識を深めてよりよい暮らしができるような情報発信をしています。
今回のお話は…無料のFP相談についてです。
家計簿アプリやネット証券会社のFP相談サービス、住宅ローンの相談のFP相談等…世の中にはたくさんの無料FP相談があります。
皆さんも広告等で「無料FP相談」という言葉を見かけたことはありませんか?
1. はじめに:無料FP相談の現実

「無料相談」と聞くと、お得に感じるが…?
皆さん、「無料相談」「初回30分無料」と聞くと「タダで専門家のアドバイスがもらえるなんてお得!」と思うかもしれません。
特にお金の相談となると普段聞けないプロから話を聞けるのですからお得感を感じて当然です。
しかし・・・・少し良く考えてみてください。
お金回りのことになると、かなり幅広くそして豊富な専門知識を要します。
FPの資格を取得したからと言ってそこでの自己研鑽は終わりではありません。
常に勉強を必要とし、金融・経済・政治…と様々分野にアンテナを巡らせながら、顧客に対するカウンセリング力を必須とする職業です。
では…そのような専門家がどこで収益を得ているのでしょうか。
2. 無料相談が成り立たない理由

無料相談が成り立たない理由を、以下の3つの観点から解説します。
1. FPの収益構造
本来、FP相談は有料であるべきですが、日本では「無料相談」が一般的になっており、有料相談の文化が根付いていません。
そのため、多くのFPは金融商品の販売手数料を主な収益源としています。
2. 「無料」の裏にある営業の仕組み
無料相談の多くは、保険・投資信託・住宅ローンといった商品の提案を前提に行われています。
そのため、相談者にとって 本当にベストな選択肢ではない可能性 があります。
商品の販売が収益源である以上、FPが特定の商品を強く勧めるケースも少なくありません。

保険の見直しで相談したFPに新しい保険の販売を勧められてしまい、余計な保険に加入したなんていうことはありがちな話です。
3. 長期的なサポートが受けづらい
ライフプランや資産形成は一度の相談で完結するものではありません。しかし、無料相談では継続的なサポートが難しく、根本的な課題解決に至らないこともあります。本当に納得のいくプランを作るためには、やはり適切な対価を支払う仕組みが必要なのです。
実際、保険代理店・銀行・IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)などに所属するFPは、相談料を顧客から直接もらうことはほとんどありません。その代わりに、提携する保険会社や証券会社の金融商品を販売し、手数料を得ることで収益を上げています。この仕組みが、無料相談が成立する理由です。
日本人の「無料」志向とカウンセリング文化の欠如
日本人は長年のデフレ環境に慣れ、「無料」や「タダ」といった言葉に惹かれがちです。
また、「カウンセリング」や「相談」に対する意識も低く、専門家のアドバイスを受けることにお金を払う習慣があまりありません。
しかし、相談とは 目に見えない価値を購入する行為 です。本来、専門知識や経験に基づくアドバイスには適正な対価が必要ですが、日本ではその認識が十分に広がっていないのが現状です。
このような背景があるため、無料FP相談にはリスクが伴います。

では、具体的にどのようなリスクがあるのでしょうか。
3. 無料相談のリスクと注意点

- 必要のない商品を契約させられる可能性
→無料相談の目的はあくまで「顧客の悩みを解決すること」ではなく「商品を契約してもらうこと」にある。
「相談は無料」なのでFPは収益を得られないので顧客に商品を販売・契約をして生命保険会社・証券会社等から手数料を頂くしかないことになる。
本当に必要な商品なのかどうかを冷静に判断する必要がある。 - 中立的なアドバイスを受けづらい
無料相談では顧客の立場に立ったアドバイスよりもFPが販売できる商品の範囲内での提案になりがち。
代理店等の取り扱い商品の比較になり偏ったアドバイスになるケースもある。 - 本当に自分に合った資産形成ができるとは限らない
「老後資産が足りない」「このままだとお子さんの学費が足りない」など不安を煽り、そのための解決策としての商品をお勧めしてくる場合がある。

すべてのFPがこのような方であるとは思いませんし、
有料のFP相談が必ずしも良いとも限らないです。
相談料が一般の方が気軽に相談できるような価格帯で無いことが多いのです。
4. じゃあどうすればいい? 賢いFP相談の選び方のポイント
- 収益モデルを理解する
無料相談のFPは金融商品の販売手数料で収益を得ていることが多いので有料相談のFPや独立系FP(IFAなど)も含め、どのように収益を得ているかを確認することが重要。 - 相談の目的を明確にし中立的なアドバイスを求める
自分が何に困っていてどうしたいのか…この価値観に対してをしっかり認識して相談をすることが大事。「老後資金の計画」の相談に行ったのに「保険の見直し」の相談をしてこないように。
特定の商品に誘導されずに幅広い選択肢を提示できるFPを選ぶ。
5. まとめ:本当に価値のあるFP相談を受けるために

「無料相談」と聞くとお得に感じるかもしれませんが、本当に価値のあるFP相談を受けるためには、その仕組みを理解することが大切です。
会社員が無給で働かないように、FPもビジネスとして活動しています。
「無料」には必ず裏があるのです。
無料FP相談が成り立たない理由
1️⃣ 収益は金融商品の販売手数料が中心
👉 FPは相談料ではなく、保険や投資信託、住宅ローンなどの手数料で利益を得る仕組みが多い。そのため、相談者にとって最適な商品ではなく、売りたい商品を勧めるケースがある。
2️⃣ 中立的なアドバイスが難しい
👉 「無料」で相談できるFPは、特定の金融機関や保険会社と提携していることが多く、完全に中立な立場ではない。結果的に、相談者にとって最善の選択肢が提示されない可能性がある。
3️⃣ 継続的なサポートが受けづらい
👉 人生設計や資産形成は1回の相談で完結するものではない。しかし、無料相談では継続的なサポートが難しく、結果としてその場限りのアドバイスになりがち。
本当に価値のあるFP相談を受けるために
✅ FPの収益モデルを理解し、相談の目的に合ったFPを選ぶ
✅ その場で契約せず、複数のFPや専門家の意見を比較する
✅ 長期的な視点で、お金を払ってでも信頼できるFPを探す
「無料」に惑わされず、本当に自分に合ったFPを見極めることが、賢い資産形成への第一歩です。
FPたーたんが目指すところは、FP相談をもっと身近にすること。
継続的な相談がしやすいことを目標にしています。
ただ、たーたんはまだまだ、修行中の身。
顧客に満足のいくアドバイスが提供できるまでは無料相談を展開していくつもりです。
本日も記事をご覧いただき、ありがとうございました。
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