シングルマザーは正社員とパートどちらが得?社会保障と老後の影響を徹底比較!

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こんにちわ!FPたーたん🌸です。
シングルマザーとして必死に働いてきている中で、スキルを上げたい、もっと昇給して年収を上げたい…そんな風に感じる事ってありますよね。

今回はシングルマザーとして働く時に「正社員とパート、どちらがお得なの?」と悩む方は多いです。

🌟児童扶養手当を考えるとパートの方が良い?
🌟でも、将来の年金を考えると正社員の方が有利?
🌟子どもが小さいうちはパート、成長したら社員?

このようにシングルマザーは自分がどんな仕事をしたいか、スキルをどうしたいかと悩むことももちろんのこと、それ以上に手当と給与の関係に悩みます。

こんな疑問点にお答えしながらどんな働き方がメリットがあるのか、社会保障や老後の視点も含めて解説していきます!

正社員とパートの違い

Aさん
Aさん

え~??今さら、正社員とパートって比べたら正社員が安定しているのぐらい知っているよ~

たーたん
たーたん

そうですよね!
正社員の方が社会保障等含めても安定しているイメージがあると思います。
社会保障の点から比べて見て行きましょう。

正社員とパート(扶養内)の具体的な違い【社会保障の視点】

正社員とパートの違いについて図にしてみました。

正社員パート(扶養内)
給与の安定性◎(毎月一定)△(時給制で変動)
社会保険◎(厚生年金・健康保険あり)×(基本的になし)
児童扶養手当△(収入が増えると減額・停止)◎(収入が抑えられれば満額受給)
ボーナス・昇給◎(支給・昇給あり)×(基本的にない)
老後の年金◎(厚生年金で将来の年金額が増える)×(国民年金のみで老後資金が不足しやすい)
働きやすさ△(拘束時間が長め)◎(時間の融通が利きやすい)


このように図を見て行くと正社員が安定しているし社会保障が充実しているのも理解できます。

ではシングルマザーが正社員ではなく、パートを選ぶ理由は何か…
大きく4つの理由を挙げてみました。

児童扶養手当の制限がある(収入を抑えた方が手取りが増える)
子どもが急に休んでも対応しやすい(仕事の責任が軽い)
育児と両立しやすい(フルタイム勤務が負担になりやすい)
職場での責任が少なく、ストレスが少ない(正社員は業務のプレッシャーが強い)

皆さんはどうですか?

上記の理由が全部当てはまらなくても、当てはまる…という方は多いのではないでしょうか。

特に児童扶養手当の所得制限については厳しい所得制限があり、手当が打ち切られると死活問題になる…という事で所得制限の範囲内でお仕事をする…という方はいらっしゃると思います。

児童扶養手当を考えるとパートが有利?

先ほど、お話したように児童扶養手当(母子手当)には所得制限があります。
例えば、子ども一人の場合の支給額は以下のようになっています。

所得額(給与収入目安) 支給額
約130万円未満(パート・扶養内) 満額支給(約43,160円/月)
約160万円未満 一部支給
約260万円以上(正社員並みの収入) 支給なし

詳しくは以下の記事にも児童扶養手当の所得制限についての記事があるので読んでみてくださいね!

シングルマザーのための公的支援制度 https://machiko1120-fp.com/singlemother-koutekishienn/

つまり、年収130万円以下に抑えると、満額の児童扶養手当を受けられるため、パートの方が手当面では有利になります。

しかし…収入を抑えすぎてお子さんが成人するまで働き控えをした場合、こんな問題も出てきます。

将来の貯金や老後の年金が足りなくなるというリスクです。

老後の年金を考えると正社員の方が安心?

皆さんは自分の年金受給額が将来、どのぐらいもらえるかを毎年確認していますか??


会社員であれば、社会保険料を支払っているので「国民年金」と「厚生年金」があります。

ただ、社会保険の加入をしておらず、国民健康保険のみの方は老後の年金受給額がどうしても少なくなってしまうため、注意が必要です。

◎パート年収が130万以下の場合→国民年金のみ(将来の年金が少ない)
◎正社員で社会保険加入→厚生年金+国民年金(将来の年金が増える)

以下の表は年金額の簡単なシュミレーションです。
あくまで参考例なのでご注意ください。

働き方 老後にもらえる年金(月額)
パート(国民年金のみ) 約6.5万円
正社員(厚生年金+国民年金) 約10〜15万円

厚生年金を支払っていたのとしても、受給できる金額というのは働いていた時点での給与所得によって収める金額が違ってきます。

ですから、年収によっては厚生年金の受給額と収めてきた年月によって65歳になった時に受け取れる額が違ってくるのです。

パートで長く働いた場合、老後の年金が少ない事や子どもが巣立った後のスキルが無いこと…
50代に差し掛かってスキルが無い、正社員をした事がない…となると、老後の資産形成に不安がついてきます。

どちらの働き方が向いている?

どちらの働き方がむいているか…というのは個人差によります。
ただ、「個人差」という事で終わらせてしまうとそれまで…💦になってしまうので、一つの基準としてまとめてみました。

✅ パートが向いている人
家庭の事情で柔軟に働きたい
子どもが小さく、育児の時間を確保したい(保育園や小学校低学年のごろまで)
児童扶養手当を受け取りながら、収入を調整したい

✅ 正社員が向いている人
昇給・ボーナスのある環境でキャリアアップしたい
長期的に安定した収入を得たい
厚生年金を確保し、老後資金を増やしたい

いかがでしょうか?

まとめ

シングルマザーの場合、どうしても自分だけが稼ぎ頭になってしまい、両親が揃っている過程に比べると働き方のライフプランを細かく考えていく必要を感じます。

どちらが得か??という事は一概に言えないものですが…

たーたんの見解としては

子どもが小学校低学年から中学年ごろまでは児童扶養手当を満額受け取れるぐらいに年収を抑えて働き、そのうちにスキルを磨く。

子どもが少し大きくなってお留守番が長くできるようになってきたら、「稼ぎまくる!」です。

子どもが小学校低学年から義務教育を修了するまでは貯め時です。
児童扶養手当・児童育成手当・児童手当をすべて教育費として貯蓄に回し、できるだけコンパクトな家計にします。

その間にスキルを磨き、勉強を重ねていく…

そして子どもが少し大きくなってきたら今度は一気に稼ぐ!稼ぐ!稼ぐ!に力を注ぎます。

あくまでたーたんの考え方で偏っているかもしれません💦


自分は今後どうしたいか、教育費がかさめば、老後はどうしても資金が足りなくなります。
今後先の働ける労働資産がどのぐらい自分には残っているのか…

今の仕事や持っているスキル…お金まわりのことではなくいろんなことを考えなくてはなりません。

正社員かパートか…という事を長い目で見て行くことが重要ですね!

あなたはいま、どちらの働き方に悩んでいますか?

コメント頂けると嬉しいです!




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